Brand・Factory | 高山ウッドワークス |
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Product・Price | テーブルΦ120 ¥183,700 〜 テーブルΦ105 ¥165,000 〜 |
Data | サイズ:mm Φ:1200 H:650〜700 Φ:1050 H:650〜700 樹種: ビスクオーク ウォールナット デザイン: 岩倉榮利 納期: 受注後 40日〜 |
天然の木材で造られた家具は、温度や湿度の変化にとても敏感です。日本の風土や室内環境に一番適した良質な材木にするために、木材乾燥は家具づくりにおいて最も大切な作業です。
山から切り出された木材はそのまま家具用として使用することは出来ません。木に含まれている水分(含水率)が多いためです。その含水率を下げるために、まず天然乾燥をします。
木材の厚みにもよりますが、浅積みして隙間に風を通しながら天日で1年から2年乾燥させます。この間に木材は水分を放出し、質の悪い材料はそったり割れたりして淘汰され良質材だけが残ります。
その後、2週間ほど人工乾燥し含水率を調整して材料として保管されます。
含水率をチェックした材料を、必要な部品の仕上がり寸法よりひと回り大きなサイズにして、テーブル組み立てラインに送ります。
このとき板材をよく吟味し、腐り・割れ等の家具材料として不適切な部分を取り除き作業は進められます。
テーブルを作る際に必要な部材をおおよその形・サイズで板から粗取りする作業。木目もいろいろです。適材適所を見極めて、美しい天板材を職人が選び出します。
天板材については複数の板を接着するため、より材料の乾燥状態が均一である必要があります。
木取り加工で削られた材料の表面は、初めて外気に触れるため、微妙に乾燥状態が変化します。
そのため材料の色合わせ等が終わった材を、もう一度乾燥室に入れて含水率を再調整します。
仕上がりを予想して材料を並べ替え、木目や色合いを調整します。
その後接着するわけですが、接着剤には大量の水分が含まれています。そのため接着剤が付いている部分のみ微妙に材が膨らみます。
そこで接着剤が完全に硬化・乾燥するまで温度・湿度が一定に保たれた「 養生室 」で3日以上保管し最終加工となります。
この「 養生室 」での3日間は、その後何十年も使われるテーブルのためにも、決して省くことの出来ない時間です。
テーブルの天板はNC加工機によって加工されています。外周の面取りはもちろんのこと、脚の取付金具用の加工も一度に行います。
テーブルのサイズオーダーに短納期で対応するために、ご注文を図面化しNCプログラム製作までの一連の流れをスムーズに行うことを大切にしています。
○ NC加工=CADデータを用い、数値制御した自動切削加工。
すべての工程が終了すると、ひとつひとつ丹念に目視と手の感覚で検品されます。
検品をパスしたテーブルは検品完了のシールを貼り、運送途中に打ち傷等が付かないように、四辺に頑丈な保護剤を付けて梱包してお送りしています。