何時間でも座っていたくなるほど
腰も、背中も、ずっと快適。
それは この椅子が
私たちの体を 知り尽くしている
たしかな 証しです。
日本を代表する椅子デザイナー・井上曻氏が手掛けるブランド。
「腰の椅子」と呼ばれ、日本人の「座る」動作を長年研究し培った人間工学に基づく設計が魅力です。
骨盤上部からしっかりと支え、座っていても自然な背骨のS字ラインを描けるよう、背面に独自の3次元カーブを施しています。腰骨の上〜肩甲骨下のローバックで、程よく自由度があるのもポイント。腰痛持ちやヘルニアを患う人からも支持される、腰に優しい設計です。
椅子は、家具の中でも体との密着度が高いため、服のように体に合うものを選んでほしいと考えています。欧米人に比べ胴長短足の日本人の体になじむ座面は、傾斜がより穏やかで、ゆったり広め、高さは38〜41cmがベター。身長に応じた調節にも対応しています。
元千葉大学・小原二郎研究室編:
椅子の人間工学プロトタイプ2型を参考に作成。 ※単位:cm
洗練された美しさの中に込められた、確かな人間工学の理論を紐解きます。
体への負担を減らし、理想の「座り心地」をかなえる5つのポイントをご紹介。
オフィスから家庭用まで。販売実績400万脚以上の匠
(株)いのうえアソシエーツ代表取締役。武蔵野美術大学、岡村製作所開発部を経て、米国クランブルックアカデミー美術大学院卒(修士)。天童木工、コクヨ、イトーキなど、手掛けた椅子の販売実績は400万脚を超える。「Awaza」には、40年にわたり椅子開発に携わる井上氏の経験と理論が詰まっています。
Ergonomics
椅子は「第3の服」。
日本人の体型や文化に合った
真の心地よさを目指す。
女性の平均身長を比べると、欧米人が168cmに対し日本人は158cm。小柄で、胴が長く足が短い体型、室内で靴を脱ぐ生活環境の違いもあります。体との密着度が高い椅子は、上着・下着に次ぐ「第3の服」ととらえ、日本人の体型・暮らしの特徴こそが、快適な椅子づくりの基盤になっています。
Backrest
無数の神経が通る背骨。
自然なS字を保つ
ローバックで
全身の健康もサポート。
背もたれが体と接して背骨を支える点を「背支持中心点」といいます。背骨が自然なS字を保てる、第四腰椎および第五腰椎周辺が支持中心点となるように設計。背全体をサポートするハイバックより、ローバックの方が上半身の動きを制限されず、程よく筋トレ効果があり、健康維持にもお勧めです。
Armrest
快適さに大きな差がつく
小さなひじ掛け。
腕の重さを自然にあずけ、
肩も背中もリラックス。
腕は体重比のそれぞれ8%、合計16%もの重さがあります。なので、腕を楽に下ろせる高さのひじ掛けは、肩や背の筋肉の負担を軽減させます。また、立ち上がるときの支えとしても重要。座っているときに邪魔にならないコンパクトな設計で、安定感のあるフォルムに仕上げています。
seat
小柄な日本人と大柄な欧米人の体格差を考えると、欧米の椅子は座面が高く、傾斜角度も急です。足が短く、靴を家で脱いで生活する日本人の座面の高さは、座面は身長の1/4+1cmが目安。足裏がきちんと付き、座面傾斜は滑り止め程度で、座骨結節点を基準に大腿部全体で荷重を分散します。
solid wood
人間工学に基づく
快適設計だけでなく、
見て、触れて、癒やされる
天然木のぬくもり。
天然木の無垢材・突板を使用しています。まっすぐにのびた木目が美しいナラ、濃い茶褐色のウオールナット、淡い琥珀色のチェリー。どれも天然素材ならではの木目や節の特徴があり、肌あたりも優しくあたたか。質感や見た目の経年変化も楽しめます。